4月17日の協議を終えた後のマイケル・フロマン米通商代表(左)と甘利明(あまり・あきら)TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)担当相=2014年、米国・首都ワシントン(共同)【拡大】
自動車分野では日本の安全基準について、米国は「参入障壁」として米基準も認めるよう求めているが、日本側は拒否する姿勢だ。
甘利氏は18日昼に帰国の途に就く予定。この日の協議でも物別れに終われば、首脳会談での大筋合意は困難になる公算が大きい。(柿内公輔/SANKEI EXPRESS)
≪焦点は牛と豚 最終攻防激しい火花≫
TPP交渉妥結の鍵を握る日米協議は最大のヤマ場を迎えた。何を守り、どこまで譲るのか。対立が続く牛・豚肉の関税問題は急展開するのか。大筋合意の宣言を目指す首脳会談まで1週間を切り、利害と威信をかけて膝詰めの最終攻防に臨んだ閣僚は激しい火花を散らした。
4月16日夜の夕食会で始まった閣僚協議は、初めから険悪な雰囲気に包まれた。前週の東京での協議で一定の歩み寄りを見せたはずの米側から、「例外なき自由化」というTPPの原則に立ち戻るかのような方針が事前に伝えられていたためだ。