首都ソウル市内で個人賠償を求めてシュプレヒコールを上げる、日本統治時代に日本企業に徴用された労働者や遺族ら。韓国では近代法の精神を無視した異端の立法や判決が恥も外聞もなく続出する=2013年12月4日、韓国(共同)【拡大】
ところで、韓国は朝鮮戦争中(1950~53年休戦)韓国に侵攻し、民間人を虐殺し、朝鮮半島を南北に分断した中国軍将兵の遺骨437柱を3月末に返還した。気味悪いほどの寛容。中国は仇討ちの対象ではないらしい。そういえば、古田氏は「中国は皇帝で、李朝は家臣」「中国と朝鮮は、互いに助け合うが、裏切り、かつ恨まない」関係を、歴史上繰り返してきた-とも論じた。
古田氏も同じ境地かもしれぬが、福澤諭吉(1835~1901年)は朝鮮・中国の文明開化を支援しながら、最後は外交はともかく「気持ちにおいては断交する」と匙(さじ)を投げた。朝鮮半島有事や北朝鮮の核問題での日韓連携は不可欠なのに、韓国に失意を感じ挫折する、福澤のような日本人は激増していく…。(政治部専門委員 野口裕之/SANKEI EXPRESS)