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世界遺産の門前で触れる「心意気」 「進化し続ける料理」目指す 平等院表参道 竹林 (2/4ページ)

2014.4.28 16:10

素材の味はもちろん、色彩など細部にも気を配った逸品

素材の味はもちろん、色彩など細部にも気を配った逸品【拡大】

  • 太い竹をそいだ鉢に盛りつけられたアユの塩焼き
  • 京料理の魅力がコンパクトにまとめられた昼食限定の弁当
  • サイフォン仕立ての宇治茶。日本茶本来のコクをさらに引き立てる
  • 四季を織りなす屏風に見立てた客室のガラス窓=2014年4月17日、京都府宇治市(恵守乾撮影)
  • 歴史を感じさせる竹林の表玄関=2014年4月17日、京都府宇治市(恵守乾撮影)
  • 修復工事を終え、かつての輝きを取り戻した平等院鳳凰堂=2014年4月17日、京都府宇治市(恵守乾撮影)

 その活気あふれる平等院の表参道をしばらく歩くと、平等院鳳凰堂につきあたる。その門前に「平等院表参道 竹林」がある。お店の前に立つと、それまでのざわつきが嘘のように消え、静寂すら感じられるような独特の雰囲気に包まれる。

 店舗のたたずまいもあくまで控えめ。そしてお客を上品に出迎えてくれる。手入れの行き届いた庭園、和風建築に欠かせない打ち水…。これから始まる「食の時間」への楽しみを想像させる演出は十分だ。

 屏風に見立て

 案内された部屋は、畳敷きなのにテーブル席。しかも窓からは宇治川の清流や緑あふれる堤防などが望め、四季折々のスケッチが窓越しに楽しめるであろうイメージが広がる。

 店主の下口英樹さんは「お店のオープンにあたり、窓からの眺めを屏風に見立てるよう工夫しました」と、にこやかに語る。相当、こだわったのだろう。続き間の客室すべてのふすまを開け、「ガラス窓屏風」の全景を披露してくれた。

 下口さんは宇治市内の「京料理 竹林」の次男として生まれた。高校卒業後、料理専門学校へ。卒業後、京都を代表する料亭「菊乃井」で修業を積んだ。

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