ソニーの業績/ソニーの株価(2002年度~2014年度)=2014年5月14日発表、※2014年度は見通し【拡大】
≪経営迷走…さらなる改革迫る市場≫
4月中旬、東京・有楽町で映画「アメイジング・スパイダーマン2」のジャパンプレミアが開かれた。制作費は約2億ドル超で、ソニーの映画部門を牽引(けんいん)するシリーズの2作目。会場には出井(いでい)伸之元社長(76)らソニー関係者が詰めかけた。
世界的に注目度の高い作品で、オマージュのように映り込んだのがパソコン「VAIO(バイオ)」。2月に撤退を決めているだけに、ちぐはぐな印象を与えた。
第一声は謝罪
平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)は2012年4月の就任以来、「ワン・ソニー」を掲げ、エレクトロニクス(電機)部門と映画・音楽部門などの相乗効果を目指してきた。だが、目立った成果は出せていない。
「経営目標を達成できず、株主ら関係者のご期待にお応えできないことを大変申し訳なく思っている」
5月14日の決算発表会、4月に就任したばかりの吉田憲一郎CFOの第一声は謝罪だった。「13年度(14年3月期)にテレビ事業を黒字化」「14年度(15年3月期)の営業利益率5%以上」。平井社長が就任時に示した経営方針はどれも達成不可能になったからだ。