町村派のパーティーで乾杯する町村信孝氏(前列左から2人目)や安倍晋三(しんぞう)首相(前列右から3人目)ら=2014年5月13日、東京都港区のホテル(大西史朗撮影)【拡大】
それでも現在、清和会所属議員は92人で第1派閥。12年11月の衆院解散前は44人だったから、倍以上に増えている。そのワケを派閥関係者はこう解説する。
「町村さんが首相になることを期待して所属議員が増えたのではない。安倍派になるのをにらんでのことだ。安倍さんはいずれ首相を辞めて派閥に戻ってくる。そのときまで、ちゃんと組織を保っておくことが大事なんだ。町村さんだって、そのことはよく分かっている」
もちろん、安倍派に衣替えするだけでは、清和会所属議員に「うまみ」はない。少なからずの議員が安倍首相の辞任後に期待するのは、安倍氏が「キングメーカー」として君臨することだ。
脅威なく「安泰」
第2派閥の額賀派(平成研究会)は54人、第3派閥の岸田派(宏池会)は45人。両派が手を握れば99人になり、町村派の92人を上回る。だが、党内政局に明け暮れ国民の信頼を失った民主党政権の二の舞は避けたいとの思いも手伝い、首相や清和会に対し、政争を仕掛ける空気はほとんどない。