「原子力規制委員会の判断を待たずに司法が結論を出すことに疑問を感じる」。全国原子力発電所所在市町村協議会長の河瀬一治・敦賀市長は談話を発表し、不快感を示した。
2012年夏の大飯3、4号機の再稼働に関し、地元同意した元おおい町長の時岡忍氏(76)は取材に応じ、「一住民として到底受け入れない」と憤る。「規制委による審査で『安全』と判断されれば、あくまでそれに従うまでだ」と持論を展開した。
地元が切望するのは早期再稼働による地元経済への恩恵だ。おおい町商工会の木村喜丈会長(66)は今回の判決に「町内経済への混乱が生じる」と漏らした。(SANKEI EXPRESS)
≪「脱原発ありき」 上級審で理性的な審理を≫
大飯原発3、4号機の再稼働をめぐり、福井地裁は原子力規制委員会が「世界一厳しい」とされる新規制基準に適合するか審査中という時期に運転差し止めを命じた。あまりに拙速で、「脱原発ありき」の判断と言わざるを得ない。