続く保存・改修作業
中心部から10分も歩けば、城山に行き着く。高台にそびえる聖セルバティウス教会は12世紀までに建立され、ロマネスク様式の建築の最高傑作の一つとされる。その地下室で棺に眠るのはハインリヒ1世と妻のマティルデ。眼下に広がる、茶色の瓦で覆われた家々の光景を前に、2人が1000年間にわたり、街を見守ってきたのではないかとも感じる。
街並みや城山などの保存・改修作業が続き、宿泊できる設備が足りないなど、まだ取り組むべき課題はある。ドイツの他の観光地と比べて知名度もまだ低い。だが、観光客は年々増えている。エーベルハルト・ブレヒト市長は「ドイツの古い歴史の舞台として、クヴェトリンブルクはとても重要な街」とその魅力をアピールしている。(宮下日出男、写真も/SANKEI EXPRESS)