≪栃木・今市の女児殺害 「偶然見つけ連れ去った」≫
2005年に栃木県今市市(現日光市)の小学1年、吉田有希(ゆき)ちゃん=当時(7)=が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された勝又拓哉(たくや)容疑者(32)が「今市市内を車で走っていて偶然、有希ちゃんを見つけ連れ去った。襲おうとしたら騒がれたので殺した」との趣旨の供述をしていることが6月4日、捜査関係者への取材で分かった。栃木、茨城両県警の合同捜査本部はわいせつ目的で連れ去り、突発的に殺害したとみて裏付けを進めている。
捜査関係者によると、勝又容疑者は有希ちゃんを連れ去り、当時住んでいた栃木県鹿沼市の自宅に寄った後、約60キロ離れた茨城県常陸大宮市の遺棄現場に向かったとみられる。「騒がれたので、遺棄現場とは別の山の中に連れて行き刃物で刺した。ランドセルや衣類、凶器の刃物はごみ収集に出した」と供述しているという。
勝又容疑者は連れ去り現場から遺棄現場までの走行経路についても供述。事件当日にこの経路を走行する白いセダンタイプの車が栃木県内の防犯カメラに写っており、この車が勝又容疑者が当時所有していた車だったことが最近になって特定された。この車は事件後に廃棄処分されており、合同捜査本部は、勝又容疑者が有希ちゃんの毛髪や血液などの遺留物が発見されるのを恐れて証拠隠滅を図ったとみている。