≪正念場のG7 国際秩序への挑戦に結束≫
ウクライナ情勢を受けてロシアを除外し、G7として17年ぶりに行われた首脳会議で、各国首脳らはウクライナ支援や対ロシア圧力堅持などで一致した。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合など、冷戦後の秩序への挑戦に対して結束を示した形だ。だが、価値観を共有するG7が今後も影響力を保てるか、正念場が続きそうだ。
「われわれは声を一つにした」。フランソワ・オランド仏大統領(59)はG7初日の6月4日、会議終了後に団結を強調し、「ここにいない者は特に耳を傾けねばならない」とウラジーミル・プーチン露大統領(61)を牽制した。
ウクライナ情勢ではこれまで、対露強硬姿勢を主張する米国と、天然ガスなどをロシアに依存する欧州の間で、制裁などをめぐる温度差が指摘されてきたが、G7首脳は追加制裁を含め、ロシアへの圧力を維持することなどで協調を確認した。