また、現政権ナンバー2の李克強(り・こくきょう)首相(58)は、党の下部組織で長年、青少年教育の仕事を担当し、天安門広場に陣取った多くの学生リーダーとも交流があった。事件当初、大学生らのデモに理解を示していたともいわれる。
「習主席と李首相が協力して、共産党の負の遺産を清算してくれるに違いない」。そんな希望的観測が関係者の間で流れるのはたやすいことだった。
習政権が1989年の武力弾圧について謝罪すれば、国内外で高い評価を受けるのは間違いなく、政権にもプラスになるだろう-多くの人がそう考えたのだ。
再評価を拒む3つの理由
しかし、習政権は天安門事件を再評価するどころか、胡錦濤(こ・きんとう)前政権よりも厳しい姿勢をとった。その理由として、改革派の党古参幹部は以下の3つを挙げる。