インタファクス通信によると、ドネツクでは、戦闘激化を恐れて多くの市民が街から避難し始めた。本格的な市街戦に発展すれば市民に犠牲が広がる恐れがあり、当局は市民に外出しないよう呼びかけている。
和平協議再開の動き
政権側と親露派は、再停戦に向けた和平協議再開の調整を平行して進めているもようだ。親露派幹部は5日、インタファクス通信に「東部情勢の正常化に向けた協議は依然として可能だ」と語った。
双方は先月(5月)、一時停戦で合意したものの、戦闘は続いた。あらためて開く協議では、実効性ある「持続的な停戦」で一致できるかが焦点で、国境管理に関する問題解決が鍵となる。