≪週末には関東にも…警戒呼び掛け≫
気象庁は7月7日、沖縄に接近しつつある台風8号について、台風の基準では初めて特別警報を発表した。対象地域の宮古島などでは重大な災害が起きる恐れが著しく大きいという。気象庁は「直ちに命を守る行動を取ってほしい」と最大級の警戒を呼び掛けている。台風の今後の進路によっては、週末に関東に接近する恐れもあるという。
台風については、5000人以上の死者・行方不明者を出した1959年の「伊勢湾台風」クラス(中心気圧930ヘクトパスカル以下または最大風速50メートル以上)を想定し、大雨、暴風、高潮、波浪のそれぞれで発表する。
沖縄地方と奄美地方、小笠原諸島については中心気圧910ヘクトパスカル以下または最大風速60メートル以上としている。
気象庁によると、台風8号は最大風速が久米島で55メートル、沖縄本島で50メートルと猛烈な風が吹き、宮古島付近で中心気圧が910ヘクトパスカルに発達すると予想される。7日午後6時20分に、宮古島に暴風、波浪の特別警報が出された。