日本政府内には、日朝協議を続ける日本の足元につけ込み「発射の既成事実化を狙っている」(政府関係者)と警戒する声もある。
発射を受け、首相は(1)米国、韓国など関係国と連携した情報収集・分析(2)航空機・船舶などの安全確認の徹底(3)国民への迅速・的確な情報提供-を関係省庁に指示した。航空機や船舶への被害は確認されていない。
北朝鮮は(7月)9日早朝にも短距離弾道ミサイル「スカッド」とみられるミサイルを平壌の南方約100キロから北東方向に向け発射。ミサイルは最大で約500キロ飛んで日本海に落下した。防衛省によると、北朝鮮が弾道ミサイルを日本海に向けて発射したのは、今年に入って5回目。
≪能力誇示「いつでもソウル攻撃できる」≫
北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射は、韓国への米空母寄港など米韓の対北軍事態勢強化や、中国に接近する韓国への牽制(けんせい)の狙いがうかがえる。7月13日の発射地点は、最近のミサイル発射の中では最も韓国に近い。“至近距離”からの発射で、韓国に対する強い不快感を示したといえそうだ。