来年2月、仙台で演劇公演
事の発端は3年前の5月に仙台を訪れた際、何としてもあの苦境の中を、芸術と共に繋がり乗り切ろうと文字通り暗中を模索し、そしてその後確実に成果を挙げていったARC>T(Art Revival Connection TOHOKU)の事務局長であった鈴木拓くんに出会ったこと。そこから少しずつ交流を深め、その年の10月より定期的なワークショップを開催する企画を立ち上げ、その一回目を私が担当した。単体で行われるこういったワークショップも当時の私には大変に不慣れなものだったのだが、逆にそこから得たものをまた自らの創作の現場に持ち込むといったようなこともでき、私にとっても大変貴重な時間となった。
しかし私の中でも鈴木くんの中でも、一過性の歓びをぽつりぽつりと継続させるだけではなく、もうちょっと先へ進むべきではないかという思いはそれぞれにあった。けれど翌年にはまるで何事もなかったかのようにすっかりペースを取り戻した東京の喧騒に巻き込まれて私も忙しい日々に追われ、作品を仙台の劇場に持ち込むことは出来ても、深い連帯は持てずに過ごした。そんな中での鈴木くんからの提案であった。具体的に作品を創りましょう。仙台での演劇制作の在り方を変えたいです。一カ月で作るのではなく、半年、一年でもかけましょう。