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安倍政権の潮目は変わったのか (3/4ページ)

2014.7.19 07:40

滋賀県知事選で当選を決め、支持者らと万歳する民主党元衆院議員の三日月大造(みかづき・たいぞう)氏(中央)。与党候補の敗北は安倍政権の退潮を意味するのか=2014年7月13日夜、滋賀県大津市(共同)

滋賀県知事選で当選を決め、支持者らと万歳する民主党元衆院議員の三日月大造(みかづき・たいぞう)氏(中央)。与党候補の敗北は安倍政権の退潮を意味するのか=2014年7月13日夜、滋賀県大津市(共同)【拡大】

 また、無党派層の動向は、地方選の結果というよりも景気動向が大きく左右するのではないだろうか。受け皿となる野党勢力も未発達だ。原発再稼働を懸念材料に挙げる声もあるが、むしろ「成長戦略」の拡大・充実や来年度予算の概算要求のほうが、政権に対する評価に及ぼす影響が大きい。

 求心力を保つ筋書き

 それにしても、いただけないのは山口那津男(なつお)代表(62)の発言の変わり方だ。集団的自衛権をめぐって昨年から年初にかけて安倍晋三首相(59)に政権離脱をほのめかすような、厳しい牽制(けんせい)を繰り返したのは周知の通りだが、与党合意後の「週刊朝日」のインタビュー(「“腰砕け”批判に答える」)では「政党が異なれば当然、政策の違いもあります。でもそのたびに離脱、離脱と言っていたら、連立政権の信頼を失ってしまう」とさらりと語っている。

「『離脱しない』ということがタガをはめることになった」

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