札幌のほぼ中央にある藻岩山(もいわやま、標高531メートル)。名作マンガ『動物のお医者さん』で、主人公の愛犬チョビが迷子になってしまった山です=2014年7月21日、北海道札幌市南区(乾ルカさん撮影)【拡大】
【本の話をしよう】
インターネットでよく使われる言葉に、「可愛いは正義」というものがあります。私は、顔が怖いといわれることが多いので、「可愛いは正義なんだよ!」と断言されてしまっては立場がない人間なのですが、現実として、「まあ、ある意味真理だよな」とも思います。
それの男性版として、「ただし、イケメンに限る」「イケメン無罪」という言葉もあります。たとえばブサメンが変わった趣味(公序良俗に反しない)を持っていたとしたら、「キモい」と蔑(さげす)まれるかもしれませんが、誰もが認める美形だったら、ギャップとして受け入れられる可能性が無きにしもあらず。顔って大事ですね。書いていて悲しくなってきました。
ぬいぐるみ偏愛
バラエティー豊かなミステリ5編を収めた短編集『赤い糸の呻き』(西澤保彦著)。その冒頭を飾る「お弁当ぐるぐる」に登場する音無美紀(おとなし・よしき)警部は、「ただし、イケメンに限る」を体現するようなキャラクターです。