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イケメンにだけ許される「変」な趣味 乾ルカ (4/5ページ)

2014.7.27 14:30

札幌のほぼ中央にある藻岩山(もいわやま、標高531メートル)。名作マンガ『動物のお医者さん』で、主人公の愛犬チョビが迷子になってしまった山です=2014年7月21日、北海道札幌市南区(乾ルカさん撮影)

札幌のほぼ中央にある藻岩山(もいわやま、標高531メートル)。名作マンガ『動物のお医者さん』で、主人公の愛犬チョビが迷子になってしまった山です=2014年7月21日、北海道札幌市南区(乾ルカさん撮影)【拡大】

  • ピンポーン!とクイズ番組の早押しのような体勢のまる。前足が器用な乾家の愛犬が、お気に入りの札幌の風景をご案内します=2013年4月28日、北海道札幌市(乾ルカさん撮影)
  • 「赤い糸の呻き」(西澤保彦著/創元推理文庫、842円、提供写真)
  • 「ぬいぐるみ警部の帰還」(西澤保彦著/東京創元社、1620円、提供写真)
  • 【本の話をしよう】作家、乾ルカさん=2月15日(提供写真)

 でもそのあと、さらにもう一つ明るみにでる『秘密』があるのです。

 この最後の『秘密』が、個人的に心にぐっさりきて、何度も何度も読み返してしまいました。はあ、そうだったのかあ…。

 ずっとそのままで…

 ちなみに、ぬいぐるみを偏愛する音無警部は、『ぬいぐるみ警部の帰還』で待望の再登場を果たしました。5編の短編を収録したこちらはすべて、絶世の美貌を誇る音無警部が活躍します。もちろん、ぬいぐるみをこよなく愛する趣味はそのまま。少し違うのは、「お弁当ぐるぐる」ではモノローグとして音無警部のぬいぐるみを愛する心の声が直接読めましたが、『ぬいぐるみ警部の帰還』の5編では、そのモノローグがない点。この理由については、著者があとがきで書かれています。

 モノローグがなくとも、作品を読めば、「ああ、音無警部の頭の中は、ぬいぐるみでいっぱいなのね」とわかる描写がありますので、ファンは安心です。言うまでもなく、ミステリ作品としても、上質な作品ばかりがそろっており、楽しみながらだまされることができます。

「イケメン無罪」を地で行くシリーズ作品

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