札幌のほぼ中央にある藻岩山(もいわやま、標高531メートル)。名作マンガ『動物のお医者さん』で、主人公の愛犬チョビが迷子になってしまった山です=2014年7月21日、北海道札幌市南区(乾ルカさん撮影)【拡大】
ぬいぐるみを異常に愛する、美しい音無美紀警部。この「イケメン無罪」を地で行くシリーズ作品を、今後も継続して読んでいきたいと、一ファンとして願っています。そして、音無警部はずっとそのままで、ぬいぐるみと添い遂げてほしい…なんて思ってしまうのです。(作家 乾ルカ、写真も/SANKEI EXPRESS)
■いぬい・るか 1970年、札幌市生まれ。銀行員などを経て、2006年『夏光』で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。10年、『あの日にかえりたい』で第143回直木賞候補、『メグル』で第13回大藪春彦賞候補となる。12年、『てふてふ荘へようこそ』がNHKBSプレミアムでドラマ化された。近刊に『モノクローム』。ホラー・ファンタジー界の旗手として注目されている。札幌市在住。
「赤い糸の呻き」(西澤保彦著/創元推理文庫、842円)
「ぬいぐるみ警部の帰還」(西澤保彦著/東京創元社、1620円)