最新アルバム「ビューティフル・ハーモニー~ときめきのシャンソン名曲集~」は、タイトル通りジャック・ブレルやエディット・ピアフなどが歌ったシャンソンの名曲を、ボサノバやサンバのリズムでカバーした企画盤。曲によってはポルトガル語詞で歌っているが、どちらも響きが美しく違和感がない。いずれの言語も音楽的であることに気付かされる秀作だ。
刺激的な作品集
もうひとりは、パーカッションをメーンにしながら、ボーカルも見事なステファン・サンフアン。スペイン系フランス人であり、しばらく英国で活動の後にリオデジャネイロへ流れ着いたというボヘミアン気質のミュージシャンだ。
オルケストラ・インペリアルという若手音楽家たちで結成したビッグバンドに参加して重要な役割を果たし、多くの新しい感性を持ったブラジル人アーティストと交流してきた実力派。初のソロアルバム「サウンド・システム」は、そんな百戦錬磨のキャリアが表出したノンジャンルの面白さがたっぷり。