だが、3年になるとトレーニングの結果なのだろうが、腰回りをはじめとして体が、「ぷりぷり」としてきた。よくいえば筋力がついた進化なのだが、腕の振りの鋭さが落ち、球の出所も見やすい投球フォームに変わってしまった。3年夏に甲子園出場を逃したこととも、それと無縁ではない。
ウイニングショット必要
チームの先輩である田中将大(まさひろ)投手(ヤンキース)や藤浪晋太郎投手(阪神)をはじめ、近年の甲子園のスターはプロ1年目から活躍するケースが多い。高卒ルーキーですぐに勝てる投手の特徴とは何か。まず、打者が分かっていても打てないウイニングショットがあるかどうかだ。
横浜高からプロ入りし、1年目に16勝を挙げた松坂大輔投手(メッツ)は、スライダーに抜群の切れがあった。最近はスプリットという新たな武器を身につけた田中投手も当時はスライダーを駆使し、いきなり11勝をマークした。昨季、10勝を挙げた藤浪投手は、カットボールが有効だった。