新たな音楽に触れる機会も
このように、支持者だけでなく、そこに集まった人々に新しい音楽に触れる機会を創出するフジロックの役割は、音楽シーンにおいて非常に重要だ。出演したことをアーティストや事務所が過度に利用することには僕は懐疑的だけれど、そのフィルターを通して提案されるラインアップは観覧に値するものだし、彼らがその時代を象徴するアーティストたちであることは間違いない。
選んでいただいた方の期待を裏切らないよう、僕もフロアを沸かせると同時にサプライズを供給し、フジロックに自分なりに敬意を払った。イタリアのプログレにロシアのジャズ、そして1980年代に日本人がプロデュースしたスティービー・ワンダーのカバーまで(何と歌っていた本人が来日中で、僕のプレーを聴いてもらえるというミラクルが発生!)…。