中小企業が主婦に注目
今年2月から5月にかけて、森永製菓の会議室にママたちが集まった。商品コンセプトづくりや商品ラベルの開発に携わるためだ。
主宰した森永製菓イノベーショングループの金丸美樹さん(38)は、自身も育休を経て職場復帰した経験を持つ。
「育休中に感じた孤立感、社会との接点の少なさを解消するにはどうすればいいのか。企業の現実や制約を共有しながら当事者としてプロジェクトに関わる『ママインターンシップ制度』が、その解になると思った」。育児と仕事の間で葛藤しきたからこその発想だ。
プロジェクトでママが集まったのは1回当たり1時間半、計4回だったが、時間的制約があったからこそ集中的にミーティングができ、制約をカバーする宿題にも積極的に取り組んでくれたという。
民間の取り組みと同時に、国も動き始めている。結婚、妊娠、出産、介護などで一度仕事を辞めた女性が再び働き始るにあたり、中小企業での職場実習で準備ができる「中小企業新戦力発掘プロジェクト」だ。通称、“主婦インターンシップ事業”と呼ばれている。