パートからのキャリアアップも
実習生を受け入れたエクステリア・ガーデン資材の岡田商事の南史朗社長(65)は「仕事は時間でするものではないと思っている。8時間あれば、それに合わせて仕事をしてしまう。短時間だと濃縮しようと努力する。ママにはとても優秀な人が多く、スキルも持っている。当初は短時間でパートかもしれないが、子供の成長に合わせて、やがて正社員や幹部になってくれる可能性もある」と期待する。
“ふく職”にはいろいろな形がある。育児や介護で一度離れた職場に復帰したり、子育てが落ち着いたタイミングで再び社会とかかわりを持つ「復職」。一つの組織や職業にとらわれず複数の仕事を同時に持つ「複職」。メーンの仕事である主職に加えて視野を広げるためにサブの仕事として従事する「副職」。誰もが100%ハッピーになれる「福職」を見つけられる社会であってほしい。(日本財団 経営支援グループ 高島友和/SANKEI EXPRESS)