サイトマップ RSS

業界最大容量705リットルの「スマート冷蔵庫」 三菱電機 商品開発に主婦の声生かす (2/5ページ)

2014.8.14 12:45

調理鍋やサラダボウルを丸ごと入れても余裕のある大容量。チルドの下には新型冷蔵庫のウリの一つ「氷点下ストッカー」=2014年8月6日(ニュースペース・コム撮影)

調理鍋やサラダボウルを丸ごと入れても余裕のある大容量。チルドの下には新型冷蔵庫のウリの一つ「氷点下ストッカー」=2014年8月6日(ニュースペース・コム撮影)【拡大】

  • 「徹底して主婦の生の声を聞いた」開発を担当した三菱電機・冷蔵庫製造部課長の大矢恵司さん=2014年8月6日(ニューススペース・コム撮影)
  • 【冷蔵庫全体需要_501リットル以上構成比の推移】近年、会員制倉庫型流通店などの影響で、500リットル以上の冷蔵庫需要が大きくなっている=2011年度~2014年度(三菱電機調べ)。※2014年8月13日現在

 アイデアは真空断熱材の使用面を増やして接着剤となるウレタンを極力少なくすることで、断熱性能はそのままで薄型化を図ろうというものだった。これで従来の厚さに比べ大幅に薄くすることが可能になったが、問題は薄くなった分だけ製造にあたってのウレタンの扱いが難しくなることだった。

 使いやすく工夫

 大矢課長は「曲面の部分を含め、いかに全体を覆うかがポイントだったが、これには設計面というより製造技術の面での工夫が大きかった」と振り返る。

 こうしてまず12年に、本体幅68.5センチで業界初の600リットルを実現。これは従来品より145リットルも増量した画期的なものだった。13年には605リットルを発売、今年はついに本体幅80センチで、業界で最大容量となる705リットルを達成した。

 新シリーズの特色は大容量だけではない。容量が増加した利点を生かして、いかに使いやすくて、さらに食品の鮮度を長持ちさせておいしさを保つか、ということだ。この工夫の裏には、教訓となった象徴的なエピソードがあった。11年当時の冷蔵庫には、「回るん棚」と呼ばれる機能が搭載されていた。

単なるアンケートでは「本当のこと」は分からない

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ