【牧野直子の健康ごはん】
ハーブの中でも日本でもおなじみのバジル。シソ科なので、日本のシソに似た香りのため親しみやすいかもしれません。小さなプランターでも育てられるので、家庭で栽培している人も多いでしょう。年間出回っていますが、旬は夏。緑黄色野菜に分類され、カロテンが豊富な上、カリウムやカルシウム、鉄も期待できます。
彩りや風味づけに少々使うだけではこれらの栄養素はたいして補えませんが、イタリア料理のジェノベーゼソース(作りやすい分量 バジルの葉80グラム、松の実 大さじ2強、にんにく 小2かけ、オリーブ油 1/2~3/4カップ、塩 小さじ1/3をフードプロセッサーでペースト状にしたもの)なら、バジルをたっぷり食べられます。
スパゲティをゆでて、そのゆで汁でソースをのばし、すりおろしたパルメザンチーズと合わせたソースでスパゲティをあえるパスタ料理、ゆでたじゃがいもとぶつ切りのタコやエビをあえたサラダ、焼いた肉や魚、オムレツなどにソースとしてかけるなどアレンジを楽しめます。密閉容器に入れて冷蔵庫なら2週間ほど保存できます。冷凍保存袋に平らにして入れ、板状に凍らせておけば、使いたい分だけ折って取り出せるので、そうしておいてもよいでしょう。