【牧野直子の健康ごはん】
やせる、あるいは太らないためには、摂取エネルギーのコントロールが必要です。エネルギーをとりすぎないためには食べ過ぎしやすいものの適量を知り、それを守ることが重要です。
肉の適量は1食約80グラム。それをただ調理するのでは、ボリューム感がなく、物足りないでしょう。例えば、ひき肉なら刻んだきのこ類や野菜、豆腐などを加えたり、薄切り肉なら野菜を巻くなどして、見た目にも食べた際も満足感を得られる工夫が必要です。
今回はパスタの適量を考えてみましょう。さて、ふだん、1人分何グラムのパスタをゆでますか? 100グラムだとすると378kcalでごはんに換算すると225グラム(大人茶碗で1.5杯くらい)になります。ごはん1杯(150グラム)と同じエネルギーにするならパスタは約70グラムでよいのです。そうするだけで約100kcalを抑えることができます。それでは量的に物足りないなら、野菜を加えて一緒にゆでれば、野菜不足も補えるし、かみごたえもあり、満足感もアップします。