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【広島土砂崩れ】不備が重なり「複合災害」に 死者39人、不明者43人 (3/3ページ)

2014.8.22 09:25

斜面が崩れ、濁流が流れ込んだ八木地区。山裾の県営住宅の間を家屋をのみ込んで流れた=2014年8月20日午前9時(共同)

斜面が崩れ、濁流が流れ込んだ八木地区。山裾の県営住宅の間を家屋をのみ込んで流れた=2014年8月20日午前9時(共同)【拡大】

  • 災害発生前の広島県広島市安佐南区八木地区とその周辺(グーグル提供)
  • 広島県広島市安佐北区、安佐南区

 危険箇所が全国最多

 土砂災害の発生を防止するための「備え」も十分ではなかった。広島県は、崩落などの恐れがある「土砂災害危険箇所」が3万1987カ所あり、全国最多。県はこれらの危険箇所を「土砂災害警戒区域」に順次指定してきたが、指定済みの箇所は全体の約3分の1にとどまる。今回の土砂災害の現場も、安佐北区の可部東地区は警戒区域に指定されていたが、安佐南区の八木、緑井、山本などの各地区は未指定で、山の斜面の補強工事なども実施されていなかった。

 県砂防課によると、指定に必要な地形や地質などの調査は、主に調査会社に委託するが、費用は20万~40万円で、1地域の指定に1年程度かかる。さらに、建物損壊など大きな被害の恐れがある特別警戒区域の指定は、新築時の建築確認など規制や制約を伴うため、地価下落や風評被害を懸念する住民もいて指定が進まない現状があるという。今回の災害はこうした複数の要素が重なった「複合災害」の側面が強い。(SANKEI EXPRESS

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