安倍晋三首相(59)は3日に行う自民党役員人事と内閣改造で、焦点だった党幹事長に谷垣禎一(さだかず)法相(69)を起用する方針を固めた。総裁経験者の幹事就任という前例のない人事で挙党態勢を構築するのが狙いだ。稲田朋美行政改革担当相(55)を党政調会長、二階俊博衆院予算委員長(75)を党総務会長に起用する方針。
内閣改造では、松島みどり経済産業副大臣(58)が入閣する方向。女性閣僚は5人と過去最多に並ぶ。塩崎恭久(やすひさ)元官房長官(63)も入閣し、下村博文文部科学相(60)は留任する見通し。
稲田氏は首相に近い保守派の論客として知られ、衆院当選3回での異例の抜擢(ばってき)となる。第2次安倍内閣発足とともに行革相に任命され、今年5月の内閣人事局の創設に尽力した。
二階氏は第1次安倍内閣で国対委員長、総務会長を務めている。選挙対策に明るい上、公明党とのパイプも太い。衆院当選10回の二階氏を党四役に配置し、稲田氏とのバランスを図ったといえそうだ。