参院議員2期目の山谷氏は超党派の拉致救出議員連盟で活動。野党時代の自民党「影の内閣」で拉致問題担当相を務め、今回の入閣前は党の拉致問題対策本部長だった。
家族会代表の飯塚繁雄さん(76)は埼玉県上尾市の自宅前で「以前からわれわれと同じ気持ちで拉致問題の早期解決に言及していた。即仕事ができるのでは」と述べた。
横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父、滋さん(81)は「大臣として最適。昔から一生懸命やってきてくれた実績のある方で希望が持てる」と歓迎。2006年に当時のブッシュ大統領とホワイトハウスで面会した訪米で一緒だった母、早紀江さん(78)も「熱意のある方」と活躍を期待した。
ただ、北朝鮮の特別調査委員会による最初の報告が迫る時期での担当相交代は「腑(ふ)に落ちない」と飯塚さん。「(政府の)説明が少ない感じがする。啓発より救出に専念して」と注文を付けた。(SANKEI EXPRESS)