「私の初入閣を報道するテレビ画面に『大島派』のマークが出たのが、本当にありがたかった…」
行政改革担当相に抜擢された有村治子氏は4日の大島派(番町政策研究所)会合で、大島派会長の大島理森(ただもり)前副総裁(67)を前に言葉を詰まらせた。
大島派では防衛相兼安全保障法制担当相として江渡聡徳(えと・あきのり)氏(58)も初入閣。前会長の高村(こうむら)正彦氏(72)が党副総裁に再任されたことも踏まえれば、12人の小派閥で3つの重要ポストを獲得する大躍進となった。
大島氏自身も、国会では花形ポストの衆院予算委員長に内定。首相周辺は「大島氏は、集団的自衛権をめぐる与党協議で『裏の交渉役』として汗をかき、首相が高く評価した」と重用の理由を打ち明ける。
第3派閥の岸田派(宏池会)は会長の岸田文雄外相(57)が留任し、事務総長の望月義夫氏(67)が環境相として初入閣。望月氏は4日の岸田派会合で「『宏池会から』というのを決して忘れない」と、岸田氏の後押しに感謝した。ただ、林芳正前農林水産相(53)や小野寺五典(いつのり)前防衛相(54)は閣内から去っており、岸田氏にとっては「痛し痒(かゆ)し」といえそうだ。