米ニューヨーク【拡大】
抜群の回復力に称賛
ミロシュ・ラオニッチ(23)=カナダ=を下して8強入りした前試合も4時間19分という消耗戦(試合終了時間は午前2時26分)。中1日で抜群の回復力を見せた錦織に米メディアも「マラソン・マン」と称賛を浴びせた。
四大大会シングルス7勝の元世界王者、ジョン・マッケンロー氏(55)は錦織の躍進について、「(1989年の全仏王者)マイケル・チャン・コーチ(42)との二人三脚が奏功し、劇的にレベルが上がった」と指摘する。昨年末、コーチに迎えたアジア系米国人で身長175センチと似たタイプのチャン氏からは、トップ選手と戦える技術と戦術、何よりも自信を植え付けられた。錦織は「とても心強い」と口にする。