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菅元首相ら18人分も 吉田調書公開 政府が方針転換 (2/4ページ)

2014.9.12 09:45

東京電力福島第1原発で記者団の質問に答える吉田昌郎(まさお)所長(中央)=2011年11月、福島県(共同)

東京電力福島第1原発で記者団の質問に答える吉田昌郎(まさお)所長(中央)=2011年11月、福島県(共同)【拡大】

  • 公開された主な「聴取結果書(調書)」=2014年9月11日公開、※敬称略、肩書は当時
  • 福島第1原発で6基、福島第2原発の4基を加えて、東京電力は福島県内に10基の原発を抱える=※警戒区域は2012年10月21日現在

 これに対し、細野豪志(ごうし)元首相補佐官(43)は「私は指揮官が(官邸を)離れることに反対だったが、性格からいってあの人は絶対行くと思った。ものすごくあの人は苛烈な性格だ」と指摘。「今考えたら、ものすごく大きなリスクだった。(視察を)止めなかったという自責の念もあった」と反省を述べた。

 吉田氏は生前、自身の調書の扱いをめぐり「内容の全てが事実であったかのように独り歩きしないか危惧する」として非公開を求めていたが、政府は吉田氏の調書の内容が報道されたことを受け、方針を転換した。

 ≪生々しい肉声記録…「歴史的資料」解読を≫

 東京電力福島第1原発で、所長として現場の指揮を執った吉田昌郎(まさお)氏の聞き取り調査をまとめた「吉田調書」は、現場指揮官の生々しい肉声を詳細に記録した唯一の歴史的資料だ。さまざまな専門家が精査することで、事故原因の新しい発見や、今後の事故防止につなげることが期待されている。

吉田昌郎氏 一度も記者会見を開いていない

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