森林消失面積が再増加
ブラジルを中心に総面積約550万平方キロにも及ぶアマゾン川流域の熱帯雨林は、光合成によって大量のCO2を吸収し、酸素を放出している。伐採や開発により、その面積は減り続けており、地球環境への影響が懸念されている。一方で、多様で繊細な生態系を持ち、開発に加え、気候変動によって深刻な影響が出ているという。巨大タワーには、CO2吸収と酸素放出のバランスなど未知な部分が多い、アマゾン熱帯雨林の謎の解明が期待されている。
米航空宇宙局(NASA)も今年7月にCO2を観測する衛星「OCO-2」を打ち上げ、宇宙からアマゾン熱帯雨林などでのCO2の吸収メカニズムを解明する調査に乗り出した。
ブラジル政府の発表によると、アマゾン熱帯雨林の年間消失面積は2013年が5891平方キロと、前年に比べ29%も増加した。09年以降、消失面積は減少傾向にあったが再び増加に転じたという。
アマゾン熱帯雨林の減少が、地球温暖化などの気候変動に与える影響を早急に解明し、森林破壊阻止の機運を高めることが急務となっている。(SANKEI EXPRESS)