また、中印両国は18日、高速鉄道分野での協力の実現性を研究することや、中国企業専用工業団地の建設での中国側の投資、ヒンズー教徒の中国・チベット地方への新たな参拝ルートを開設することなどをうたった合意文書に調印した。
安倍晋三首相(59)は今月1日、訪日したモディ氏との会談で、インドへの「5年で3.5兆円の投融資」を表明したばかり。インドのメディアは、中国が表明する投資額は日本の額を上回るとの予測を報じてきたが、実際には中国が表明した投資額は日本の額を1兆円以上も下回り、見通しは裏切られる結果となった。モディ氏は会見で「貿易の拡大速度が鈍り、不均衡が悪化していることに懸念を伝えた」と不満を表明した。
モディ氏は会見で、国境、経済、中国側が発給する査証問題で「懸念」という言葉を5回使い、両国の経済協力よりも溝が浮き彫りになったといえそうだ。(ニューデリー 岩田智雄/SANKEI EXPRESS)