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経済協力よりも溝が浮き彫り 中印首脳会談 (5/5ページ)

2014.9.19 10:30

※インド、パキスタン、中国が領有権を争うカシミール地方

※インド、パキスタン、中国が領有権を争うカシミール地方【拡大】

  • インド・アルナチャルプラデシュ州/インド、パキスタン、中国が領有権を争うカシミール地方

 一方でモディ氏は今月下旬に米国を訪問、バラク・オバマ大統領(53)と初めて会談する予定。年内にはロシアのウラジーミル・プーチン大統領(61)がインドを訪れるとの観測もある。

 堀本武功・京都大大学院特任教授(南アジア国際政治)は「日米と中露の間で、モディ政権はしたたかで全方位の長期外交戦略を練っている」との見方を示した。(SANKEI EXPRESS

 ■中印関係 中国とインドの国境は画定しておらず、1962年には大規模な軍事衝突に発展し、関係が冷却化。88年に当時のラジブ・ガンジー首相がインド首相として34年ぶりに訪中するなど、80年代後半から関係改善に乗り出し、双方の急速な経済発展を背景に協力が進んだ。昨年10月、両国首相はカシミール地方などでの軍事衝突を避けるため「国境防衛協力協定」に署名した。だが、62年の衝突での大敗からインドは中国への警戒感が根強く、核開発を含む軍事力強化の背景の一つになっているとの指摘もある。(共同)

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