1984年ロサンゼルス五輪を目指す体操選手だった、父の堅二さんの影響で5歳から競技を始めた。高校時代は多い日で11時間も体を動かした練習の虫は、2010年のユース五輪でも個人総合を制覇した。
内村航平(コナミ)が世界で無敵の強さを誇る個人総合で、国内は加藤凌平(りょうへい)、野々村笙吾(しょうご、いずれも順大)がその絶対王者を追う。90点台で勝負する3人と現状では力の差がある。だが、大舞台の経験を積んでいくことで、16年リオデジャネイロ五輪も見えてくるはずだ。
「上の3人と勝負できるように頑張りたい」。父が果たせなかった夢へ、大きな一歩を踏み出した。(共同/SANKEI EXPRESS)