僕たち兄弟は、結成当初から一貫して世界と同じ目線で活動を続けてきた。国外での公演を行うだけでなく、海外アーティストを数多く日本にも招いてきたのだ。それは、単なるビジネスではなく、国境を越えた音楽家同士の交流であったし、“行くこと”と“呼ぶこと”で外国人の日本に対するイメージアップにも少なからず貢献してきたと自負している。
極東の地から異国に現れたサングラスの2人組…。僕たち日本人DJの存在を知ってもらっただけでなく、多くの人々がKYOTO JAZZ MASSIVEの選んだ音楽を楽しんでくれた。そして、国際的なDJたちを最高のもてなしで日本に迎え、日本にも彼らを受け入れる土壌があることをアピールすることができた。日本が世界に誇れる文化はアニメやコスプレだけではないのだ! 1970年代の日本のジャズやフュージョンに多大なる影響を受けた国産のダンスミュージックを、自分たちの音源だけに限らず、仲間の作品を含め、国外でプレイし、来日したアーティストに紹介してきた。それがKYOTO JAZZ MASSIVEなのだ。