そんなとき思い起こしたのは、初めて始発電車を担当し、八重洲中央口と丸の内中央口をつなぐ東京駅で一番広い中央通路を見渡したときの感動だ。「普段は大勢のお客さまでわからなかったけれど、こんなに広くてきれいだったのか」。さらに、業務のため改札付近に立っているとドームの説明を求める客が非常に多いことにも気付いた。そして、「普段見ることのできない東京駅の素晴らしさを静かな環境でお客さまにも見ていただき、ファンを増やせたら」と人のいない深夜の散策ツアーを思いついたという。
実現にあたって一番のネックとなったのがツアー客の終電後の宿泊先。当初、宿泊先がないため断念しかけたが、東京ステーションホテルでも同じような企画を考えていることを知り、両者のコラボレーションによってめでたく実現した。