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「私はエボラだ」機内パニック 米国際空港で検疫強化、隔離騒動頻発 (2/3ページ)

2014.10.13 00:00

エボラ出血熱の感染が確認された国=2014年9月5日現在

エボラ出血熱の感染が確認された国=2014年9月5日現在【拡大】

  • エボラ出血熱の感染状況=2014年8月13日現在、世界保健機関(WHO)による。※死者は感染例、疑い例に含まれる。
  • 8月8日、スイス・ジュネーブでエボラ出血熱感染について記者会見する世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長=2014年(ロイター)
  • エボラ出血熱の経過=1976年~2014年8月8日、世界保健機関(WHO)発表

 1日当たり150人程度で、うち半数がケネディ空港に到着。ニューヨーク近郊のニューアーク、ワシントン近郊のダレスなど4つの国際空港でも行い、3カ国からの入国者の94%をカバーできるという。

 医療スタッフ「陽性」

 ただ、エボラウイルスは潜伏期間が7日程度あり、検疫強化の効果を疑問視する声は多い。実際、米テキサス州で8日死亡した男性はリベリア国内で感染し入国後に発症しており、リベリアで行われている出国時の体温測定をすり抜けた。

 CDCの検疫部門の責任者、マーティン・シトロン氏も11日の会見で、「どんな対策を取っても危険性をゼロにはできない。今の方法では死亡した患者を発見できなかったことは分かっている」と、認めざるを得なかった。

 さらにテキサス州保健当局は12日、医療スタッフの陽性診断を発表した。確認されれば、米国内での初めての感染事例となる。すでにスペインでは、帰国患者を治療したスタッフの感染が確認されている。

連行…笑えない冗談

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