≪四国、在来線一時全て運休 空路の欠航相次ぐ≫
台風19号が九州や四国に上陸した13日、JRは山陽新幹線が強風で一時運転を見合わせたほか、四国全ての在来線を運休した。JR西日本では京阪神の全路線で順次運転を取りやめ、近畿2府4県の?路線で計約1200本に運休や遅れが出た。JR西によると、全路線で事前に運休を決めたのは初めて。航空会社も約660便が欠航し、3連休最終日の交通機関に大きな影響を与えた。
JR各社によると、山陽新幹線は強風のため、午前7時前に広島-三原間で、午後2時すぎに小倉―博多間でそれぞれ運転を見合わせ、東海道新幹線にも一部遅れが出た。九州新幹線もダイヤが乱れた。
在来線は、JR九州が始発から鹿児島線、日豊線などで一部運転を見合わせたほか、JR西日本が京阪神地区で午後4時ごろから順次運転を取りやめ、近畿と北陸や山陰地方などを結ぶ特急列車118本と、京阪神の全ての普通列車が運休した。JR東海も岐阜、愛知、三重3県の在来線で午後8時以降の運休を決めた。
航空各社によると、13日朝から高知、熊本、鹿児島などの空港を発着する国内線を中心に欠航が相次ぎ、約4万6000人に影響した。航空各社は14日も、13日の欠航によって機材繰りが整わないなどの理由で、一部を欠航とする見通し。東海道・山陽新幹線や九州新幹線は始発から通常運行する予定。(SANKEI EXPRESS)