デモに参加する学生や市民らの多くは流暢(りゅうちょう)な英語を話し、日本語ができる人も少なくない。だが王氏は広東語とカタコトの中国(北京)語だけ。中学を中退したという。旺角の路上でアクセサリーを売るのが仕事だ。「この前も大学生を殴った」と悪びれず言う。
金融機関のビルがそびえ立つ香港島に対し、九竜半島の旺角は低所得の露天商などが密集している。そこに生きる若者らは「MK族」などと呼ばれる。モンコックの略で、香港の格差社会を象徴する存在だ。腕の入れ墨を見せながら、王氏は「民主だ、選挙だって言ってメシが食えるのか」とすごんでみせた。(香港 河崎真澄(SANKEI EXPRESS)