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【湘南の風 古都の波】囲炉裏に椅子のおもてなし (1/4ページ)

2014.10.20 16:15

世界の映画人を迎えた居間。旧川喜多邸秋の一般公開は10月4、5日の2日間、行われた=2014年10月4日、神奈川県鎌倉市雪ノ下(渡辺照明撮影)

世界の映画人を迎えた居間。旧川喜多邸秋の一般公開は10月4、5日の2日間、行われた=2014年10月4日、神奈川県鎌倉市雪ノ下(渡辺照明撮影)【拡大】

  • 薪能奉納に先立つ火入れ式。巫女の手によりかがり火が能舞台に進む=2014年10月11日、神奈川県鎌倉二階堂・鎌倉宮(渡辺照明撮影)
  • 畳2畳大の和紙に漫画家たちが古筆で絵を描き込む=2014年10月12日、神奈川県鎌倉二階堂・荏柄天神社(渡辺照明撮影)
  • 愛用の筆が感謝とともに焚きあげられる=2014年10月12日、神奈川県鎌倉二階堂・荏柄天神社(渡辺照明撮影)
  • 絵筆塚のまわりにはシュウメイギクが揺れていた=2014年10月12日、神奈川県鎌倉二階堂・荏柄天神社(渡辺照明撮影)
  • 神奈川県鎌倉市

 10月の鎌倉散策は天気図とにらめっこになった。週末から週明けにかけて、台風18、19号が2週連続で日本列島を襲ったからだ。皮肉なことに、その前後はさわやかな秋日和…。青空はどこまでも高く、町を歩くとキンモクセイの甘い香りがかすかに流れる。

 落差が激しい。

 小町通りの喧噪(けんそう)を少し離れた旧川喜多邸別邸(旧和辻哲郎邸)が一般に公開された10月4日はそのさわやかな土曜日だった。

 ヨーロッパ映画の紹介を通し、わが国映画界の発展に尽くした川喜多長政、かしこ夫妻の旧邸は鶴岡八幡宮に近い鎌倉市雪ノ下にある。夫妻が亡くなった後、市に寄贈され、母屋は鎌倉市川喜多映画記念館に建て替えられている。

 しかし、谷戸の小さな坂道を上がった別邸は、市の景観重要建造物として保存され、春と秋に一般公開されている。木造平屋建て。神奈川県の大山にあった江戸末期の農家の建物を哲学者の和辻哲郎(1889~1960年)が東京都練馬区に移築し、自宅として使用していた。

愛用の筆に感謝を込めて

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