サイトマップ RSS

実質賃金下落の元凶は消費増税 (2/4ページ)

2014.10.22 10:40

日米の実質賃金推移<2008年9月~2014年9月>=※2008年9月=100、※データ:CEIC

日米の実質賃金推移<2008年9月~2014年9月>=※2008年9月=100、※データ:CEIC【拡大】

 米国の場合、リーマン後実質賃金は急落したが、2010年初めに底を打ち、その後はよたよたしながらも、着実に上昇し続けている。力強さはないが、12年初めにはリーマン当時の水準を上回った。連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和政策は物価下落の慢性化を防ぎ、緩慢ではあるが、雇用情勢の回復に寄与し、物価上昇率を上回る賃上げ率を実現した。「大恐慌」の再来を阻んだと言ってよい。

 対照的に、日本は10年前半に少し回復したが、リーマン当時の水準を下回ったまま、緩やかな下落基調が続いた後、13年後半から下落速度が増し、14年4月の消費税増税後、下落が加速した。リーマン後、日銀は量的緩和政策を取らず、円高・デフレ容認を続けたために、実質賃金水準は停滞し続けた。12年12月に発足した第2次安倍晋三内閣がアベノミクスを打ち出し、日銀は2%のインフレ目標を導入して、4月からの異次元金融緩和政策によって円安に誘導して、物価上昇率を1%台に押し上げた。ところが、名目賃金が上がらないために、実質賃金は下がる。それに消費税率引き上げによって、物価上昇率は一挙に3%台半ばに押し上げられたために、実質賃金が急落して現在に至る。米国と比較すれば、日本の金融、財政両面の政策の誤りが実質賃金下落をもたらしたと断じるしかない。

蔓延する「バカの壁」 目先の財源確保のためには増税しかない

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ