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文化大革命終了後、●(=登におおざと)小平(とう・しょうへい、1904~97年)が主導する改革開放が始まり、文芸界に対する締め付けが緩和された。毛沢東の文芸講話は公式的に否定されていないが、事実上、棚上げにされた。政府さえ批判しなければ、文芸作品は比較的自由に創作できる時代が約30年続いた。
ベルリン国際映画祭でグランプリにあたる金熊賞を受賞(88年)した「紅いコーリャン」など、国際社会から高く評価される作品も多く生まれた。ちなみに今回の文芸座談会には、中国の映画人の第一人者と言われる「紅いコーリャン」の張藝謀(チャン・イーモウ)監督(62)は呼ばれていない。
習主席がこの時期に新しい文芸講話を発表し、「社会主義に奉仕せよ」などと政治的な方向性を示したのは、毛時代のように思想統一を図りたい思惑がありそうだ。このことが当分の間、多くの芸術家の創作意欲を萎縮させることは間違いないだろう。(中国総局 矢板明夫(やいた・あきお)/SANKEI EXPRESS)