ブラジルの措置は、13年5月にベン・バーナンキ前FRB議長(60)が量的緩和の縮小に言及しただけで、世界の金融・資本市場が大混乱に陥ったことが教訓になっている。
前議長の発言をきっかけに新興国で資金流出が始まり、各国の通貨は軒並み下落。今年初め以来、対ドルでロシアのルーブルは23%急落し、ブラジル・レアルと南アフリカ・ランドはそれぞれ4%下げた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、ルーブルは今月29日、最安値を更新。円やユーロも下落している。
世界経済の司令塔を担う20カ国・地域(G20)は米国に「明確な説明と注意深い対応」を要請。新興国側は対外債務への依存を減らすなど量的緩和の終了に備え、着々と準備を進めていた。