サイトマップ RSS

米、量的緩和を終了 ゼロ金利長期化示唆 マネーの流れ変調も 焦点は利上げ時期 (4/5ページ)

2014.10.31 11:05

米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策=2014年10月29日公表

米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策=2014年10月29日公表【拡大】

  • 米連邦準備制度理事会(FRB)声明のポイント=2014年10月29日
  • 今年初めからの通貨下落率(対米ドル、下落率は概数)=2014年10月29日現在

 衝撃はこれから

 ただ、今回のFRBの決定は未曽有の金融緩和を元に戻す序章にすぎず、事実上のゼロ金利政策を解除し、利上げを始める際の衝撃は計り知れない。国際通貨基金(IMF)は、米利上げ開始で金融市場が急変動すれば「世界全体が保有する債券に総額3兆8000億ドル(約410兆円)超の損が生じる可能性がある」と試算する。

 「必要に応じて適切な金融政策を取ることを躊躇(ちゅうちょ)しない」(日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁)、「リスクに対応するため追加手段を講じることで理事会は一致している」(欧州中央銀行のマリオ・ドラギ総裁)。米国が金融引き締めを模索するのに対し、日欧は追加の金融緩和に言及する正反対の姿勢も市場の波乱要因だ。

 IMFのクリスティーヌ・ラガルド専務理事(58)は先進国の中央銀行の足並みが乱れ、金利や為替の動きを不安定にすると警戒。「世界経済を覆う深刻な暗雲となっている」と懸念を隠さない。

前回と異なる条件

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ