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麻薬市場の「皇帝」 前市長夫妻を拘束 メキシコ 学生襲撃指示の疑い (1/3ページ)

2014.11.6 00:00

メキシコ・ゲレロ州イグアラ

メキシコ・ゲレロ州イグアラ【拡大】

 今年9月下旬、メキシコ南西部のゲレロ州イグアラ市で大学生6人が殺害され、43人が行方不明になっている事件で、連邦警察は4日、逃亡していたイグアラ市の前市長とその妻の身柄を拘束した。検察によると前市長は麻薬組織に200万~300万ペソ(約1700万~2500万円)を定期的に支払い、一部が地元警察に賄賂(わいろ)として流れていたといい、前市長がデモを計画していた学生たちの襲撃を地元警察に指示した疑いがもたれている。地方自治体の首長と麻薬組織の根深い癒着が改めて浮き彫りになったことで、麻薬組織絡みの凶悪犯罪の撲滅を宣言し、2012年に就任したメキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領(48)も苦境に立っている。

 辞職して逃亡

 11月4日付のAP通信やフランス通信(AFP)、英紙デーリー・テレグラフ(電子版)などによると、拘束されたのは、前市長のホセ・ルイス・アバルカ容疑者とその妻のマリア・デ・ロス・アンヘレス・ピネダ容疑者。自分たちに捜査の手が伸びたことを察知した先月、市長を辞職し逃亡。最重要指名手配犯として追われていたが、労働者が多く暮らすメキシコシティー近くのイスタパラパ地区に借りていた小さな民家に隠れているところを4日未明、拘束された。

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