【米中間選挙】米上院、州知事選=2014年10月5日午後5時半現在(日本時間)【拡大】
≪TPP「交渉に弾み」「さらなる譲歩要求も」≫
オバマ政権が大敗した米中間選挙の結果は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉に大きな影響を与えそうだ。貿易拡大で「雇用が奪われる」との意見が多い民主党はTPP交渉の推進には慎重で、バラク・オバマ大統領にとっては与党の民主党よりも自由貿易の推進に積極的な野党の共和党の方がむしろ立場が近い。
このため、日本政府内には共和党の勝利で「交渉に弾みが付く」(高官)と期待する声もあがる。ただ、日本の農産品市場の開放を求める圧力が強まり、日本にとって合意のハードルが高まる懸念も否めない。
米国はアジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議にあわせて中国・北京で8日に開かれるTPP交渉の閣僚会合の会場を、在中国の米国大使館とすることを日本など他の?カ国に通知した。TPPの交渉会合を在外公館で開くのは極めて異例だ。TPP交渉に参加していない中国は日米主導の通商ルールづくりには神経をとがらせており、中国当局による盗聴を警戒したためとみられるが、会合を主催する米国の前向きな姿勢もうかがえる。