中国・首都北京市周辺地域【拡大】
安倍首相は12日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するため、北京からミャンマー・ネピドーに移動し、ミャンマーのテイン・セイン大統領(69)と会談。さらに20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせ、14日にオーストラリア・ブリスベンに入る予定だ。バラク・オバマ米大統領(53)とも、外遊中に会談する方向で調整しており、17日に帰国する。
≪露大統領と会談 早期来日で意見交換か≫
安倍晋三首相は9日夜、ロシアのプーチン大統領と北京市内で会談。今秋の実現が見送られたプーチン氏の来日や、ウクライナ情勢を受けて事実上ストップしている北方領土交渉を議題に意見交換する見通しで、首脳間の個人的な信頼関係を積み上げることによって、来年の早期訪日と日露関係の進展につなげられるかが焦点だ。
安倍首相とプーチン氏の首脳会談は、2012年12月の第2次安倍政権発足から今回で7回目。両首脳は10月にイタリア・ミラノで約10分間会談した際、首脳間対話の重要性を確認している。首相は2月、ロシアでソチ冬季五輪開会式に出席した際の会談で、プーチン氏の今秋の来日で合意した。しかし日本は3月、ロシアによるウクライナ南部クリミア編入問題を受け、対露制裁を開始。ロシア側が反発したため、具体的な来日日程の調整が進まない状況となった。