経済財政諮問会議であいさつする安倍晋三(しんぞう)首相(左から2人目)=2014年11月18日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)【拡大】
公共事業では、東日本大震災の復興事業のほか、火山・土砂災害の復旧支援を中心に防災・減災対策に絞り込み1兆円程度を計上する予定。
財源は、13年度決算で余った剰余金1兆4000億円や14年度税収の上振れ分、国債費の利払い費で使い残した予算などを活用する。
≪再増税延期 財務省の「敗北」確定≫
安倍首相が消費税再増税の延期を正式に表明したことで、来年10月の消費税10%への引き上げを目指してきた財務省の“敗北”が確定した。ただ、1000兆円という世界最悪の債務残高を抱える日本が、財政健全化の手綱を緩めることは許されない状況は変わらない。財務省は2020年度の財政健全化目標を照準に、消費税10%超への引き上げをも見据え始めた。
楽観ムード一転
「完敗だ…」。今月中旬、ある財務省幹部は大きく肩を落とした。12日、産経新聞が「消費再増税1年半延期」と報じて以降、各紙も相次いで再増税延期を報道。財務省が総力戦で目指してきた再増税の可能性は大きくしぼんだ。